高島市今津町北仰にある津野(つの)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡今津町大字北仰(きとげ)にあり、旧川上荘22村の氏神で、角郷の総社地主神である。角郷は角氏の領知した土地であり、のちに分割して角野(つぬ)、河上(かわかみ)の2郷としたが、治暦年間(1065~69)に2郷をあわせて川上荘とした。したがって本社は川上荘の氏神である。式内社の津野神社はこの社といわれる。祭神は紀角宿禰命(きのつのすくねのみこと)、武内大臣(た...
View Article米原市の津島(つしま)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡山東町柏原小字大将軍。祭神は素盞鳴(すさのおの)尊。創建は859年(貞観元)ころとつたえられる。同区内6町の氏神。この地の地頭柏原弥三郎の尊崇あつく土地を寄進、京極高氏は1368年(正平23=応安元)社殿を再建した。かつては別当妙法寺があったが廃寺となり、もう一カ寺弥勒堂は愛宕山へ移築した。社格は村社、祭礼は4月4日。氏子はキュウリと朴の木をタブーとして...
View Article長浜市の都久夫須麻(つくぶすま)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡びわ町早崎字竹生島1664の5に所在。祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・浅井姫命(あさいひめのみこと)・宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)の3柱。社伝によると、孝霊天皇の御代、高天原より伊吹男命・坂田姫命・浅井姫命の3柱が天下り、浅井姫命はびわ湖中に竹生島をつくり、雄略天皇3年に浅井姫命をまつる小祠がつくられ、天智天皇の志賀宮創建にあたり、市...
View Article大津市の月心寺(げっしんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市大谷町にある。単立寺院。1946年(昭和21)、京都の日本画家橋本関雪(かんせつ)の別邸走井(はしりい)を寺院としたもの。名水「走井」の井筒がのこる。走井は平安朝から知られた名水で、江戸時代には、同地に茶店がもうけられ、餅などを旅人に売って、走井の茶店としてしたしまれた。茶店には、江戸中期の『築山庭造伝』にもとりあげられた名庭があったが、これも寺内にのこ...
View Article大津市の華階寺(けかいじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市京町3丁目にある浄土宗の寺。旭高山幻中院と号す。1532年(天文元)、僧西念(さいねん)(専蓮社称誉(せんれんしゃしょうよ)、萬休(まんきゅう)とも号する)が、藤原秀郷館の旧地とつたえられる地に建立したものとつたえる。西念は、大津の地に浄土宗をひろめ、1695年(元禄8)の『蓮門精舎旧詞(しょうじゃきゅうし)』によれば、戦国時代の来遊当初ひらいた西念寺(...
View Article長浜市の鶏足寺(けいそくじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町古橋に所在、己高(こだかみ)山仏教圏と称される5寺の主院。真言宗豊山派に属し、724年(神亀元)行基の開基。799年(延暦18)に伝教大師の再興という。海抜923mの己高山頂近くに堂宇僧坊を配備し、江戸末期にいたるまで領主の保護をうけたが、しだいに衰退し飯福寺などの里坊を昭和初期までのこした。現在は1宇ものこっていない。本尊十一面観音(重要文化財...
View Article野洲市の錦織寺(きんしょくじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「野洲郡中主町大字木辺(きべ)にある真宗木部(きべ)派総本山。山号は遍照山(へんしょうざん)。京都府、愛知県、滋賀県、熊本県などに末寺57ヵ寺、教会所80ヵ所が分布する。858年(天安2)慈覚大師円仁の草創。毘沙門天像を安置して天安堂と号し、比叡山の別院に列していたが、1235年(嘉禎元)4月、親鸞聖人が関東より帰京のさい、霊夢を感じて阿弥陀如来を安置し、念仏道...
View Article草津市の三大(さんだい)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「草津市吉田町に所在。祭神は志那津彦命(しなつひこのみこと)。志那津姫命(しなつひめのみこと)。大宅公主命(おおやけこうしゅのみこと)。社伝によれば、1084年(応徳元)に吉田の住人穴太包光が漁をしてひろいあげた光る木片が欽明天皇の皇女大宅公主の霊であるとのことであった。包光はその神託のもとに国府に行き、国司の援助をうけて社殿造営が行われたという。また延喜式内社...
View Article甲賀市の油日(あぶらひ)神社の概要が知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「鈴鹿山脈の南端、高さ700mの油日岳のふもと甲賀郡甲賀町油日にある。社伝によると、むかしこの山頂に油日大明神が降臨され、そのときに大光明を発したので「油日」の名がおこったという。頂上には「岳(だけ)大明神」とよばれる奥宮がまつられ、いまも毎年9月11日の夕方から油日谷7カ村の氏子がのぼり、おこもりをして山霊を山麓の油日神社に翌々日の13日にむかえる行事があり、...
View Article甲良町の小川原(おがわら)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「犬上郡甲良町大字小川原に所在。祭神は牛頭(ごず)天王。建武年間(1334~38)の大洪水で、大滝村(現、多賀町大滝)から漂着した「牛頭天王」を、願照寺境内にまつったのが創始といわれる。1691年(元禄4)境内に社殿を建立し、牛頭天王社と称した。住職が代々別当職(司祭)をかねた。1871(明治4)神仏分離令によって、1885年(明治18)小川原神社と改称した。神...
View Article米原市の蓮華寺(れんげじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡米原町番場に所在する浄土宗の寺院で、山号は八葉山。615年(推古23)の開基で法隆寺といった。当時法相宗であったが1309年(延慶2)時宗にあらため、さらに1942年(昭和17)浄土宗にあらためた。本尊阿弥陀如来、釈迦如来。中古法相宗憲宗(けんしゅう)が寺院を整備したが雷火で全焼、その後草堂のみとなったが、時宗の僧一向が布教の途この草堂にたちより、地頭土...
View Article長浜市の良疇寺(りょうつうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市下坂浜町にあり、琵琶湖畔にある有名な古刹で下坂の大仏さんとしてしたしまれている。1262年(弘長2)佐々木茂山道倫の開基で天山和尚を開祖とし、臨済宗妙心寺派に属する。古来より風光明媚であるところから文人雅客の滞在することが多かった。ことに天山和尚は博学高徳の人であったがたまたま最明寺入道時頼が諸国遍歴のおり一宿を請うたさい、たがいに尋常人でないことをさと...
View Article彦根市の龍潭寺(りょうたんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「彦根市古沢町大洞(おおほら)に所在する臨済宗妙心寺派の寺。由緒によると734年(天平5)行基菩薩により、遠江国引佐那井伊谷郷に開基、その後井伊氏の始祖共保(ともやす)が1093年(寛治7)没し、この寺にほうむられて以来、井伊氏の菩提寺となった。1385年(元中2)後醍醐天皇の第3皇子宗良(むねなが)親王によって中興され、中国?陽の龍潭にあやかり寺号としたという...
View Article甲賀市の櫟野寺(らくやじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「甲賀郡甲賀町櫟野(いちいの)にある天台宗の寺。(中略)開祖は伝教大師とつたえる。室町時代作の仁王尊をまつる山門をくぐり、左手に樹齢数百年をこえる「イチイ」の大木、正面の本堂は収蔵庫と兼用、本尊は木像坐像では日本一大きいといわれる、高さ3.3mの秘仏十一面観世音菩薩。本堂内に仏像が多い。田村毘沙門天をはじめ、重要文化財20体、県指定文化財1体、まさに甲賀の古美術...
View Article長浜市の来現寺(らいげんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「びわ町弓削(ゆげ)173に所在する真宗大谷派の寺。山号は的場(まとば)山。寺伝によると、1328年(嘉暦3)祐覚開基、もと天台宗。この寺の飛地境内観音堂に平安時代の重要文化財の木造聖観世音菩薩立像がある。これは同村落の西、小字満願寺にあったとつたえる満願寺観音堂の本尊で、1967年(昭和42)からは保存庫におさめている。なおこの寺趾付近から出土した奈良時代の複...
View Article彦根市の明照寺(めんしょうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「彦根市平田町に所在する。浄土真宗本願寺派の寺。妙法山と号する。1393年(明徳4)多賀町後谷(うしろだに)に光明遍照寺(こうみょうへんじょうじ)といってささやかな寺院がたてられたが、1490年(延徳2)平田山脇(ひらたやまわき)村にうつり、のち、藩主より現在地の広大なところをあたえられた。明治時代までは末寺60、門徒8000人といい別格的別院としてさかえとくに...
View Article長浜市の明楽寺(めょうらくじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町木之本、街道筋に名刹浄信寺とならんで所在。現在は真宗大谷派。初期は真言宗で、元山城(やましろ)国安井にあった菩提心院を1391年(元中8=明徳2)真敬僧正がうつす。1471年(文明3)道願のとき蓮如上人が北国巡錫のときにたちよる。6世西信が顕如上人につき姉川合戦にくわわり討死する。1595年(文禄4)真宗に改宗し、のちに明楽寺とあらためる。158...
View Article長浜市の名超寺(めいちょうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市名越町にあり、山号を恵光山常喜院といい天台宗に属する。「なごしでら」ともいう。伊吹山寺の開祖である三修沙門の高弟名超童子が、藤原時代の初期に開基したところとつたえる。以来7堂伽藍、49院、99坊の寺観をととのえ天台密教の祈?道場としてさかえ、しばしば兵火にあったがよく再建された。今は平等院、観成院がのこるのみである。建久年間(1190~99)後鳥羽上皇と...
View Article大津市の満月寺(まんげつじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市本堅田1丁目にある。海門山と号する。また琵琶湖中にながくつきでた構造より浮御堂の名でも親しまれている。長徳年間(995~999)、比叡山横川の恵心僧都源信が、湖上の航路安全と衆生済度を祈願して建立。みずからも阿弥陀仏一千体を彫刻・安置し、千仏閣、千体仏堂と称した。当時天台宗、のち臨済宗大徳寺派に転宗した。中世、堅田の地が戦場となるにおよんで漸次荒廃したが...
View Article米原市の松尾寺(まつおじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡米原町上丹生141に所在、普門山と称し松尾山の山中にある天台宗の寺院。『興福寺官務牒疏(ちよそ)』によると霊山寺(りょうぜんじ)7カ寺の支院の一、769年(神護景雲3)僧宣教(せんきょう)の開山といわれる。伊吹山寺三修の高弟松尾童子が中興した。本尊は雲中より飛来した十一面観音、一名飛行観音。現在法相宗から天台宗に転じ成善提院の末寺である。文化財も多く重要...
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