『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町古橋に所在、己高(こだかみ)山仏教圏と称される5寺の主院。真言宗豊山派に属し、724年(神亀元)行基の開基。799年(延暦18)に伝教大師の再興という。海抜923mの己高山頂近くに堂宇僧坊を配備し、江戸末期にいたるまで領主の保護をうけたが、しだいに衰退し飯福寺などの里坊を昭和初期までのこした。現在は1宇ものこっていない。本尊十一面観音(重要文化財)は他の5寺関係とともに、与志漏神社に隣接して収蔵庫己高閣(ここうかく)が設置され保存されている。鶏足寺は伊香郡三十三所第十二番の札所である。(後略)(今井清右エ門)」とあります。なお、伊香郡木之本町古橋は現在長浜市木之本町古橋になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.231,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
4 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.171-172,
参考資料:
5 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
参考資料:
6 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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