『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「草津市吉田町に所在。祭神は志那津彦命(しなつひこのみこと)。志那津姫命(しなつひめのみこと)。大宅公主命(おおやけこうしゅのみこと)。社伝によれば、1084年(応徳元)に吉田の住人穴太包光が漁をしてひろいあげた光る木片が欽明天皇の皇女大宅公主の霊であるとのことであった。包光はその神託のもとに国府に行き、国司の援助をうけて社殿造営が行われたという。また延喜式内社意布伎(いぶき)神社ともいわれるが確証はない。戦国時代には再三兵火で焼失した。現在の社殿は1655年(承応4)の再建。1876年(明治9)村社に列する。境内の石造燈籠が正応4年(1291)の寄進銘があり、重要文化財。(大谷安彦)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.327,
参考資料:
2 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.187,
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