『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市本堅田1丁目にある。海門山と号する。また琵琶湖中にながくつきでた構造より浮御堂の名でも親しまれている。長徳年間(995~999)、比叡山横川の恵心僧都源信が、湖上の航路安全と衆生済度を祈願して建立。みずからも阿弥陀仏一千体を彫刻・安置し、千仏閣、千体仏堂と称した。当時天台宗、のち臨済宗大徳寺派に転宗した。中世、堅田の地が戦場となるにおよんで漸次荒廃したが、江戸時代にはいり、大徳寺住持湘南宗沆・大岫宗般らによって復興、この付近の景勝は近江八景でも著名で、芭蕉の句に、「鎖(かぎ)明けて月さし入れよ浮御堂」があり、その句碑があり、ほかにも句碑が多い。同寺の木造聖観音坐像は平安時代の作で、重要文化財。(後略)」とあります。(樋爪 修)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.690,
参考資料:
2 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
3 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
参考資料:
4 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.475,
参考資料:
5 近江路の古寺を歩く 大石真人∥著 山と渓谷社 1997年 S-1800- 97,
参考資料:
6 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
参考資料:
7 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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