高島市の興聖寺(こうせいじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡朽木村大字岩瀬に所在。曹洞宗永平寺末、山号は高厳山。本尊は釈迦如来坐像で重要文化財。県内で最初の禅宗寺院である。はじめ上柏村指月谷(現、朽木村)にあり、1243年(寛元元)道元禅師が北国にむかう途中、この土地が宇治の興聖寺の地によく似ているので、近江守護佐々木信綱にすすめて寺院を建て、興聖寺と名づけたという。佐々木氏の一族朽木氏の菩提所となり、代々の墓が...
View Article大津市の伊豆(いず)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市本堅田(ほんかたた)1丁目にある。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)。寛平年中(889~898)の創建といい、伊豆国三島の走湯権現(はしりゆごんげん)を勧請(かんじょう)したものとつたえる。中世から近世にかけて「堅田大宮(おおみや)」とよばれ、堅田地域の総鎮守社として崇敬をあつめた。室町時代には、湖上特権をにぎる堅田衆の指導者殿原衆(とのばらしゅう)...
View Article米原市の観音護国寺(かんのんごこくじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡山東町朝日にある天台宗の寺院。山号は伊富貴山、通称大原観音寺といわれ、本尊は行基作を伝える千手観音である。もと同郡伊吹町弥高において僧三修が771~81年(宝亀年間)ころからひらいた伊吹山四大寺の筆頭の寺院。1347年(正平2・貞和3)現在地に移転。法相宗を天台宗にあらためたのが1383年(弘和3・永徳3)とつたえている。本尊の千手観音は伊吹山の霊木をき...
View Article東近江市の乎加(うか)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「神崎郡能登川町大字神郷森に所在。祭神は豊遠加比売命(とよおかひめのみこと)(宇賀魂神)、相殿に白山比売神。『延喜式』神名帳に神崎郡2座のうちにかぞえられているが、付近の一ノ坪、八ノ坪の小字は条里制の名残によるもので社殿の近くに亀塚と称する塚があり、乎加神社の創祀にかかわるものかもしれない。森、長勝寺、神郷、佐生、佐野などの産土神である。(森山宣昭)」とあります...
View Article大津市の石坐(いわい)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市西の庄にある。祭神は、天命開別命(あめみことひらかすわけのみこと)(天智天皇)・弘文天皇(大友皇子)・伊賀采女宅子媛命(いがのうねめやかこひめのみこと)・豊玉比古命(とよたまひこのみこと)・彦坐王命(ひこいますおうのみこと)・海津見神(わだつみのかみ)の6座。社名は磐座(いわくら)信仰に起源。天智朝の創建とつたえ、延喜式内社。はじめ相模(さがみ)川上流の...
View Article彦根市の稲村(いなむら)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「彦根市稲里(いなざと)町に所在。667年(天智天皇6)近江遷都のとき、常陸の国よりうつすという。祭神は伊邪奈美命(いざなみのみこと)、稲荷天大神(いなりてんおおかみ)、丹生(にう)大神となっている。村上天皇の勅額をたまわり、正一位をうける。神宝、古記録なども1732年(享保17)の火災で焼失し、確たる由緒は不詳。1897年(明治30)の絵図には荒神山西の支脈山...
View Article長浜市の和泉(いずみ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡湖北町上山田に所在。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)。社伝によると、772年(宝亀3)伊豆三島大明神池水に影向(ようこう)したことにより、山田庄司雄麻呂が神殿を造営し、和泉(いずみ)大明神と号したのが神社のはじまりとしている。その池は今もその跡をとどめている。境内社に山田神社があり、神明さんと称している。1591年(天正19)の秀吉の百石の朱印状...
View Article長浜市の伊豆(いず)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡湖北町速水に所在。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)。社伝由緒によると、往古仲哀天皇がこの地、陣の森を行在所とされたことによって、武内宿禰(たけのうちすくね)の後裔がすみつき、宿禰をまつるという。延文年中(1356~61)畠山清義が伊豆よりきて庄司となり三島明神を勧請して伊豆権現と称した。延宝年中(1673~81年)現在地にうつる。明治初年伊豆神社...
View Article長浜市の石作玉作(いしつくりたまつくり)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町千田にあり、祭神は天火明命(あまのほあかりのみこと)、玉祖命(たまのや)で『三代実録』貞観7年(865)に、「近江国伊香郡人石作部広継女云々」の記がある。文安年間(1444~49)の京都妙心寺文書にもみえる。1351年(正平6)足利尊氏と直義との戦いにより焼失。1472年(文明4)佐々木持清の時代豪族雨森氏が奉行となり再建。元亀年間(1570~7...
View Article栗東市の小槻(おつき)大社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「栗太郡栗東町下戸山(しもとやま)に所在。別称小杖社(おづえしゃ)。祭神は息速別命(おちわけのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)。主神の息速別命は、奈良時代の栗太郡の豪族小槻山君の祖で、同社周辺には5世紀以降の古墳が多く点在している。創立年代はあきらかでないが、延喜式所載の社で、神階は863年(貞観5)に従五位下をさずかり、以後昇進をしつづけ、1343年(...
View Article長浜市の與志漏(よしろ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町古橋、北陸につうじる高時川畔にある。付近は石器古墳時代の住居跡がある、己高(こだかみ)仏教圏の発祥地といわれる。祭神は須佐之男命と波多八代之宿禰命(はたやしろのすくねのみこと)。由緒に景行天皇の代武内宿禰命北陸巡視のとき、守護として建立されたとつたえられている。行基が来錫しこの地の白山信仰の隆盛をみて、仏教との集合をはかるため、己高山を中心とする...
View Article長浜市加田町の八坂(やさか)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市加田(かんだ)町亀岡山上にある。祭神は素盞嗚命(すさのおのみこと)で、1199年(建久10)3月鳥羽上皇が名超寺に潜行したときに、多田幸寺に勧請したとつたえられる。以後兵火により烏有に帰したが花園天皇のとき僧日像が再建、のちまた兵火にかかったが僧日像が再度社殿をたてた。1579年(天正7)また兵火にあい同年9月亀岡山の南麓、本宮(もとみや)と称する地に建...
View Article草津市の鞭崎(むちざき)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「草津市矢橋町に所在。祭神聖母大神、住吉大神、高良大神、応神天皇。古くは鞭崎八幡宮ともよばれた。676年(天武天皇5)2月に鎮座、その後1190年(建久元)に源頼朝が上洛のさい矢橋浦(やばせうら)についたところで、馬上より鞭(むち)で社の森をさして、神社の名をたずねたところから、その名がつけられたと社伝に見える。1603年(慶長8)には膳所(ぜぜ)城主戸田氏が1...
View Article草津市の印岐志呂(いきしろ)神社の概要が知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「草津市片岡町に所在。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。延喜式内社、栗太郡八座の一であり、大化以前より屯倉(みやけ)が設置されていた葦浦(あしうら)に隣接している。創建は584年(敏達(びたつ)天皇13)とつたえる。877年(元慶(げんけい)元)には正一位の神階がさずけられたという。南北朝の動乱期には延暦寺の僧兵がここに陣をかまえて、関東勢の上京を阻止しよう...
View Article栗東市の五百井(いおのい)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「栗太郡栗東町下戸山に所在。祭神は木俣(きのまた)神。式内社であるが創立年代は未詳。古代豪族五百井造の祖をまつる神とする説もあるが、あきらかでない。社伝によると、851年(仁寿元)に正六位上、1141年(永治元)には従五位下の神階授与がみられる。また1524年(大永4)の屋根葺替棟札によれば、行円坊なる別当寺のあったことがわかる。近世においては、1679年(延宝...
View Article大津市の天皇(てんのう)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「滋賀郡志賀町大字和邇中(わになか)に所在。祭神は牛頭天王。966年(康保3)創立。社伝によると、京都八坂郷祇園の牛頭天王をうつし、牛頭天王社といった。1876年(明治9)天皇神社と改称、榎村の村社となる。本殿は鎌倉時代のもので重要文化財。石造宝塔2基・石造層塔は、ともに鎌倉時代の作である。(浅井喜美)」とあります。なお、滋賀郡志賀町大字和邇中は現在大津市和邇中...
View Article長浜市の鹿島(かしま)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡湖北町留目(とどめ)字鹿島に所在。祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、斎主命、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)。社伝によると、もと田川荘の総社として武内宿禰が勅命をうけて創立したといい、佐々木・京極両氏代々の祈?所であったが、1573年(元亀4)織田氏の兵火にかかり焼失、そのあと1585年(天正13)豊臣氏によって現在地に再建...
View Article長浜市の伊吹(いぶき)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市山階(やましな)町に所在する。祭神は八岐大蛇(やまたのおろち)で、勧請年代は不明であるが、当社は他に例をみない八岐大蛇を祭神とし、境内にある神池を神霊としている。古来より境内は5aあまりの森で里人は伊吹の杜(もり)と称している。杜は社と同義であるという。古記によれば戊亥、辰巳、川崎、口分田(くもで)、保田(ほうで)、橋本、中沢など山階荘7カ村の総社である...
View Article米原市の伊夫岐(いぶき)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡伊吹町伊吹に所在する。姉川出雲井(いずもゆ)のそばにあり、『延喜式』坂田五社の一、祭神は伊冨伎大神(いぶきおおみかみ)、その他多々美比古命(たたみひこみこと)、須佐之男尊(すさのおのみこと)、気吹男命(きぶきおのみこと)、八岐大蛇(やまたのおろち)などの諸説がある。創祀年代は不詳であるが850年(嘉祥3)に最初の叙位従五位下、その後877年(元慶元)に従...
View Article多賀町の多賀(たが)大社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「犬上郡多賀町大字多賀に所在。祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美(いざなみの)命。俗に「お多賀さん」の名でしたしまれている。すでに『古事記』にその記事があるが、創立年代は不詳。『延喜式』にも「多何神社二座」とあり、古くから延命長寿の神として全国的に信仰をあつめた。鎌倉期は犬上郡の総鎮守として、大祭には郡内17郷の郷民が馬頭役をつとめた。室町中期以来...
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