『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市本堅田(ほんかたた)1丁目にある。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)。寛平年中(889~898)の創建といい、伊豆国三島の走湯権現(はしりゆごんげん)を勧請(かんじょう)したものとつたえる。中世から近世にかけて「堅田大宮(おおみや)」とよばれ、堅田地域の総鎮守社として崇敬をあつめた。室町時代には、湖上特権をにぎる堅田衆の指導者殿原衆(とのばらしゅう)(地侍)の信仰の核となって宮座が組織され、戦国時代になると、配下の全人(まろうど)衆もふくむ宮座に編成替えされていった。なお神社をかこむ掘割は、環濠をめぐらした中世都市堅田の景観を今につたえている。(立川 洋)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.38,
参考資料:
2 大津の社 大津市歴史博物館∥企画編集 大津市 1992年 S-1711- 92,
参考資料:
3 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.71-72,
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