高島市の秀隣寺(しゅうりんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡朽木村大字野尻に所在。曹洞宗、興聖寺末寺。山号は万松山。本尊は釈迦如来。朽木宣綱が1606年(慶長11)に創立。宣綱の正室がなくなったのちに周林院と諡(おくりな)をつけて、岩神村の興聖寺の寺域にほうむり、寺を建てて周林院と称したが、のちに秀隣寺とあらためた。1729年(享保14)に興聖寺の移転によって、上柏村指月谷(現、朽木村)にうつるが、二度にわたる火...
View Article長浜市の充満寺(じゅうまんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡高月町西野(にしの)にある。真宗大谷派。(中略)。当寺は往古天台宗に属し、泉明寺と称した。大友皇子の孫宗信法師の開基という。豪族西野秀方が1573年(天正元)寺に入り、1677年(延宝5)充満寺とあらためる。江戸末期11世の恵荘(えそう)上人は湿地の洪水、凶作をうれい、住民を説いて山下に隧道をほり排水を計画し、1840年(天保11)より着工し、1845年...
View Article長浜市の石道寺(しゃくどうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町石道に所在。真言宗豊山派。白山から伊吹山にいたる支峰に海抜923mの己高(こだかみ)山があり、麓に石道、古橋の集落がある。この地帯は白山宗教圏から仏教宗教圏に移行したところで、己高仏教圏と称されている。1441年(嘉吉元)興福寺官務牒疏によれば、石道寺のほか法華寺、観音寺、高尾寺、安楽寺と観音寺別院があり、衆徒130口と記されている。僧坊38、衆...
View Article甲良町の西明寺(さいみょうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「犬上郡甲良町池寺にある天台宗の湖東三山の一つ。山門近くに名神高速道が寺内を横切っている。山号は竜応山で、通称池寺ともいう。寺伝によると、伊吹山をひらいた三修上人が、834年(承和元)に仁明天皇の勅願によって開基したという。中世には寺領2000石で17の堂と300の僧坊があり、数百人の修行僧がいたといわれるが、1571年(元亀2)織田信長の配下丹羽長秀の攻撃をう...
View Article栗東市の金勝寺(こんしょうじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「栗太郡栗東町荒張(あらはり)に所在する天台宗の寺。733年(天平5)聖武天皇の勅願により良弁僧正が創立。僧正の菩薩名である金粛より金粛寺とも称した。815年(弘仁6)興福寺の僧願安が大伽藍を建て、5年後にはさらに八宗院をもうけた。833年(天長10)金勝山大菩提寺と称し定額寺に列せられて、金勝の勅額をうけ、以後金勝寺と称するようになる。1549年(天文18)に...
View Article愛荘町の金剛輪寺(こんごうりんじ)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「愛知郡秦荘町大字松尾にある天台宗の寺で松峯山と号する。本尊は聖観音。『近江輿地志略』の寺記によれば、聖武天皇の勅願所で行基の開基という。慈覚大師登山以来、天台宗となり、三密瑜伽の道場として天下の安全を祈?する所となる。(中略)また本堂は近江の守護佐々木賴綱が浄財を喜捨したものとつたえられるが、それは1275年(建治元)近江に元軍降伏祈?の命令があり、当寺におい...
View Article大津市の日吉(ひよし)大社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市坂本本町4213。別に山王総本宮、俗に山王権現ともいわれ、日枝(ひえ)大社ともよばれた。『延喜式』では「日吉神社一座」となっている。比叡山を神体山とする神社で、比叡山寺(のちの延暦寺)がひらかれてからは、その守護神として発展し、その末社は全国に3800余をかぞえる。祭神は東本宮が大山咋(おおやまくい)命で『古事記』にもでてくる。小比叡とよばれる牛尾山を神...
View Article甲賀市の飯道(はんどう)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)甲賀郡信楽町宮町の飯道山上にある。飯道山(標高664m)の山頂は一ノ峰、二ノ峰の二つにわかれているが、飯道神社は二ノ峰にある。かつて山上に飯道(はんどう)寺があったが廃絶し、いまは山麓の甲賀郡水口町三大寺にその法燈がまもられている。山頂には堂塔や僧坊の址があり、むかしの盛観をしのばせる。飯道山を神体山としてまつり、のち奈良仏教とふかい習合関係をもって発...
View Article米原市梓河内の八幡(はちまん)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「坂田郡山東町梓河内にあり祭神誉田別尊(ほんたわけのみこと)、創紀の時代は不詳。しかし1394年(応永元)社殿再建の記録があるから創立は当然それ以前である。霊山(りょうぜん)山系の渓谷のなかにあり2580㎡の境内に桂(かつら)の大木が群生、記録によると平安遷都には巨材を多数おくっている。和歌にも詠まれている古社。文明長享のころ(1469~89)京極氏が城をおき、...
View Article長浜市の波久奴(はくぬ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「東浅井郡浅井町高畑(たかばたけ)字萩野に所在。祭神については、物部守屋説、中臣金連説、大物主神説などあるが、『興福寺官務牒疏』には、「浅井郡田根郷に在り、萩野明神と号す。大物主神を祭る、大吉寺鎮守」とある。また別に『近江輿地名略考』には「萩野大明神社、湯次(ゆすき)神社本宮ナリ云々」とあって注目すべき説をのべている。『東浅井郡志』によると、社名の「ハクヌ」も「...
View Article長浜市余呉町にある二社の丹生(にゅう)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡余呉町丹生(にゅう)、丹生川にそい上下の集落があり、『延喜式』には2座となっている。祭神は下が高?神(たかおのかみ)と丹生津姫(にゅうづひめ)神。上が弥津波能売命(みつはのめのみこと)と丹生津比売命で、下社再建は764年(天平宝字8)とつたえられ、歌楽野より870年(貞観12)現地に遷座。社坊高山寺があった。現在も別当職制が氏子にのこっている。水神祈雨の...
View Article高島市の邇々杵(ににぎ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡朽木村大字宮前坊にあり、宮前坊の氏神、祭神は邇々杵尊(ににぎのみこと)。従来は河内神社を主殿とし、その祭神は大宮大己貴命(おおみやおおなむちのみこと)。相殿には宇多天皇、敦実親王。末社には十禅師、瓊々杵尊(ににぎのみこと)をまつる。古くは朽木大宮権現と称し、そのまつるところを日吉大宮権現とし、市場の山神社とともに朽木谷の産土神である。新旭町井ノ口の大荒比...
View Article高島市の藤樹(とうじゅ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡安曇川町上小川に所在。祭神は中江与右衛門藤樹。1919年(大正8)12月に高島郡長佐野真次郎が計画し、郡内の町村長が中江藤樹の崇敬者を代表して、神社創立を申請し翌年6月許可された。藤樹神社創立協賛会をつくり、県知事堀田義次郎を会長とし、佐野郡長を理事長となって事業をすすめる。同年12月13日に地鎮祭を行い、本殿、中門、透塀、拝殿、鳥居、社務所、神撰所、土...
View Article高島市の大荒比古(おおあらひこ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡新旭町大字安井川字井ノ口にあり、井ノ口、安養寺、河原市、北畑、新庄、十八川、堀川、平井の旧8ヶ村の氏神である。祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)、大荒田別命(おおあらたわけのみこと)の2座で地主権現とし、領主佐々木高信が1235年(嘉禎元)2月に勅許をえて、佐々木氏の祖神、少名彦命、仁徳天皇、宇多天皇、敦実親王の4座を合祀し、河内大明神と号した。...
View Article長浜市の塩津(しおつ)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡西浅井町塩津浜に所在。(中略)祭神は塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)をまつる。創立年は不明であるが、延喜式内社。伝承によると、上古志波谷に小塩池ありて、製塩をした一族が、遠祖塩土老翁神をまつったのがはじめとある。1352年(文和元)足利義詮が後光厳帝を奉じ参社。豪族熊谷兵庫一族の崇...
View Article長浜市の佐波加刀(さわかと)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡木之本町川合(かわい)に所在。(中略)祭神は日子坐王、大俣、小俣王ほか5神をまつる。延喜式国幣小社で、中世期には神宮寺東林坊があったという。永享年中(1429~41)足利義教が神領寄進。豊臣時代渡辺勘兵衛が修復した。祭神日子坐王の陵墓が岐阜市岩田町にあり、毎年当地産の松茸、鮎などを献納している。火の精進、太鼓打、おこない(神事と書く)、野神祭などの年中行...
View Article近江八幡市の沙々貴(ささき)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「蒲生郡安土町常楽寺四ノ坪に所在。祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、大彦命、仁徳天皇、宇多天皇、敦実新王。『延喜式』神名帳に蒲生郡11座の一つにかぞえられ、孝元紀によると大彦命は狭々城山君等7族の始祖、『新撰姓氏録』にも佐々貴山君が大彦命を祖としている。また当神社は表座(高木・行安・正徳・吉貞)、裏座(新正・玄膳・光定・行守)、若宮座(横谷・瀬平・友定・円...
View Article守山市洲本町にある2社の己尓乃(こじの)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「守山市洲本町に所在。『延喜式』には2座鎮座とあり、いずれも同町開発(かいはつ)と大曲(おおまがり)に現存する。開発の己尓乃神社は、明治以前は若一権現社とも称され、829年(天長6)に伊香厚武が創建したと伝えられています。主祭神は天児屋根尊(あまこやみのみこと)、伊香津臣尊(いかつおみのみこと)であったが、1881年(明治14)に伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)、...
View Article甲良町にある2社の甲良(こうら)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「甲良町法養寺に所在。祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冉命(いざなみのみこと)。甲良三郷の総社。創立年代は不詳。1872年(明治5)に郷社、1876年(明治9)に改正され村社となる。本殿は県指定文化財。甲良町尼子の甲良神社は、武内宿禰を祭神とし、治暦年中(1065~69)に甲良庄の総社。権殿(旧本殿)は、1915年(大正4...
View Article長浜市の上坂(こうざか)神社の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「長浜市東上坂町に所在する。祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)で、明治維新までは午頭(ごづ)天王とも称した。勧請年代は不明であるが、孝霊天皇の御代、上坂田郷の惣社としてまつられたとつたえられる。坂田郷里の庄は上坂、阪田、下坂の3庄にわかれ、坂田の公(きみ)の子孫の治所であった。故に坂田の公が祖神をまつった社であるとつたえられている。近辺に多くの古墳群があり、これ...
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