『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「栗太郡栗東町荒張(あらはり)に所在する天台宗の寺。733年(天平5)聖武天皇の勅願により良弁僧正が創立。僧正の菩薩名である金粛より金粛寺とも称した。815年(弘仁6)興福寺の僧願安が大伽藍を建て、5年後にはさらに八宗院をもうけた。833年(天長10)金勝山大菩提寺と称し定額寺に列せられて、金勝の勅額をうけ、以後金勝寺と称するようになる。1549年(天文18)には本堂を焼失したが、後奈良天皇の命により再建。近世においては、徳川家康より以後、歴代将軍にわたり寺領を安堵され、明治にいたる。なお同寺の仏像・神像は平安期のものが多く、重要文化財4?、県指定文化財2?をかぞえる。(宇野日出生)」とあります。なお、栗太郡栗東町荒張は現在栗東市荒張になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.307,
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2 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
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3 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
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4 社寺要覧 三宅辨造∥編 滋賀県 1923年 S-1600- 23,
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5 湖国百選 社寺 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1993年 S-1600- 93 p.29,
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6 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.193-194,
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7 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ,
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8 全国寺院大鑑 下巻 全国寺院大鑑編纂委員会∥編集 法蔵館 1991年 R-1850-セ,
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9 日本名刹大事典 圭室文雄∥編 雄山閣出版 1992年 R-1859-タ,
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