『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡高月町西野(にしの)にある。真宗大谷派。(中略)。当寺は往古天台宗に属し、泉明寺と称した。大友皇子の孫宗信法師の開基という。豪族西野秀方が1573年(天正元)寺に入り、1677年(延宝5)充満寺とあらためる。江戸末期11世の恵荘(えそう)上人は湿地の洪水、凶作をうれい、住民を説いて山下に隧道をほり排水を計画し、1840年(天保11)より着工し、1845年(弘化2)250mの隧道を貫通し災害から住民をすくう。近江青(あお)の洞門(どうもん)と称され寺内に水閘碑が建立されている。また所属の十一面観音像と薬師2像は重要文化財に指定され、集落内別堂におかれている。(後略)(今井清右エ門)」とあります。なお、伊香郡高月町西野は現在長浜市高月町西野になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.382,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.216,
参考資料:
3 近江・若狭 小学館 1991年 S-1800- 91,
参考資料:
4 図説近江古寺紀行 木村至宏∥著 河出書房新社 1995年 5-1800- 95,
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