『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡新旭町大字安井川字井ノ口にあり、井ノ口、安養寺、河原市、北畑、新庄、十八川、堀川、平井の旧8ヶ村の氏神である。祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)、大荒田別命(おおあらたわけのみこと)の2座で地主権現とし、領主佐々木高信が1235年(嘉禎元)2月に勅許をえて、佐々木氏の祖神、少名彦命、仁徳天皇、宇多天皇、敦実親王の4座を合祀し、河内大明神と号した。式内社の大荒比古神社はこの社といわれる。天正年間(1573~92)の兵乱で焼けたのを氏子が再建した。1646年(正保3)領主の小浜藩主酒井忠勝が社殿を修覆し、1718年(享保3)・1777年(安永6)には拝殿を再建した。1810年(文化7)に現在の社殿を建立し、1871年(明治4)に郷社に指定された。(中略)。宝物は1201年(建仁元)作の神輿1基がある。(河原喜久男)」とあります。なお、高島郡新旭町大字安井川字井ノ口は現在高島市新旭町安井川になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.101-102,
参考資料:
2 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
参考資料:
3 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
参考資料:
4 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.616-617,
参考資料:
5 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.101,
参考資料:
6 神社由緒記 三宅辨造∥編 滋賀縣内務部教育課 1921年 5-1700- 21,
参考資料:
7 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
参考資料:
8 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
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