『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「高島郡朽木村大字野尻に所在。曹洞宗、興聖寺末寺。山号は万松山。本尊は釈迦如来。朽木宣綱が1606年(慶長11)に創立。宣綱の正室がなくなったのちに周林院と諡(おくりな)をつけて、岩神村の興聖寺の寺域にほうむり、寺を建てて周林院と称したが、のちに秀隣寺とあらためた。1729年(享保14)に興聖寺の移転によって、上柏村指月谷(現、朽木村)にうつるが、二度にわたる火災などで移転すること数度、1813年(文化10)には無住となって廃されたが、のち現在地に再建された。周林院は京極高次と豊臣秀吉の側室となった松の丸の妹にあたる人で、その墓は現在興聖寺にある。(後略)(石川正知)」とあります。なお、高島郡朽木村大字野尻は高島市朽木野尻になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.383,
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