『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡西浅井町塩津浜に所在。(中略)祭神は塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)、彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)をまつる。創立年は不明であるが、延喜式内社。伝承によると、上古志波谷に小塩池ありて、製塩をした一族が、遠祖塩土老翁神をまつったのがはじめとある。1352年(文和元)足利義詮が後光厳帝を奉じ参社。豪族熊谷兵庫一族の崇敬がつづいた。1570年(元亀元)焼失。中世期には湖の北端のため海北の宮と別称され塩津谷の総社であった。神紋は三つ邑。同祭神の社が下塩津神社と称し、上流集福寺にある。(後略)(今井清右エ門)」とあります。なお、伊香郡西浅井町塩津浜は現在長浜市西浅井町塩津浜に、集福寺も長浜市西浅井町集福寺になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.331,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.208,
参考資料:
3 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
参考資料:
4 神社由緒記 三宅辨造∥編 滋賀縣内務部教育課 1921年 5-1700- 21,
参考資料:
5 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.563,
参考資料:
6 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
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7 全国神社名鑑 下 三浦譲∥編 全国神社名鑑刊行会史学センタ- 1977年 RB-1703-ミ,
参考資料:
8 神社名鑑 神社本庁調査部 神社本庁 1963年 R-1759-シ,
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