『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「守山市洲本町に所在。『延喜式』には2座鎮座とあり、いずれも同町開発(かいはつ)と大曲(おおまがり)に現存する。開発の己尓乃神社は、明治以前は若一権現社とも称され、829年(天長6)に伊香厚武が創建したと伝えられています。主祭神は天児屋根尊(あまこやみのみこと)、伊香津臣尊(いかつおみのみこと)であったが、1881年(明治14)に伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)、伊邪那美尊(いざなみのみこと)に変更した。いっぽう大曲の己尓乃神社は己尓乃御前神社とも称され、703年(大宝3)に中臣為恵が創建し、724年(神亀元)には同地の御崎寺の守護神と定められたといいます。祭神は素盞嗚命、大己貴命(おおなむちのみこと)、天津彦根命(あまつひこねのみこと)。(大谷安彦)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.287,
参考資料:
2 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.203-204,
参考資料:
3 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
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