『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)甲賀郡信楽町宮町の飯道山上にある。飯道山(標高664m)の山頂は一ノ峰、二ノ峰の二つにわかれているが、飯道神社は二ノ峰にある。かつて山上に飯道(はんどう)寺があったが廃絶し、いまは山麓の甲賀郡水口町三大寺にその法燈がまもられている。山頂には堂塔や僧坊の址があり、むかしの盛観をしのばせる。飯道山を神体山としてまつり、のち奈良仏教とふかい習合関係をもって発展していった。(中略)本殿は重要文化財、創立年代は擬宝珠の銘から慶安2年(1649)。神社の東にある飯道寺跡は飯道行者講の人により整備されている。「いいみちじんじゃ」ともいう。(池内順一郎)」とあります。なお、甲賀郡信楽町宮町は現在甲賀市信楽町宮町に、甲賀郡水口町三大寺も甲賀市水口町三大寺になっています。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.581,
参考資料:
2 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.363-365,
参考資料:
3 滋賀県神社誌 滋賀県神社庁∥編 滋賀県神社誌編纂委員会 1987年 S-1700- 87 p.296,
参考資料:
4 式内社調査報告 12 式内社研究会∥編 皇学館大学出版部 1981年 S-1700- 81,
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5 湖国百選 社寺 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1993年 S-1600- 93 p.44,
参考資料:
6 式内社の研究 第7巻 志賀剛∥著 雄山閣 1984年 S-1700- 84,
参考資料:
7 日本社寺大観 神社篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1759-フ,
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