石山寺銅造釈迦如来坐像の概要が知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「総高13cmの釈迦如来像で、頭頂より懸裳(かけも)にいたるまで一鋳し、像の肉厚は薄い。後頭部には光背のための?穴(ほぞあな)をうがっている。像底は台座にとりつけるためと思われる帯を十文字に鋳出し、中央に?穴をつくっている。台座はないが、童顔で螺髪(らほつ)をあらわさない頭部はやや小さめであり、大きな耳朶(じだ)が印象的であ...
View Article石山寺多宝塔の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「墨書から1194年(建久5)の建立とされ現存する多宝塔中もっとも古い。亀腹(かめばら)土壇上にたち、下層は大面取の方柱上に台輪(だいわ)をめぐらし、組物は出組(でぐみ)で中備(なかそなえ)は間斗束(けんとづか)、4方とも中央間は板扉で両脇間は連子窓。内部は四天柱をたて来迎壁と高欄付きの須弥壇(しゅみだん)をもうけ、その上部...
View Article石山寺塑造淳祐内供(ないく)坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「淳祐内供は菅原淳茂(あつしげ)の子で道真の孫にあたり、石山寺第3座主である。(中略)この坐像は石山寺御影堂(みえいどう)に安置され、その畳座裏に1398年(応永5)時の座主守快によって開眼供養が行われたことをしるしている。塑造は奈良時代に盛行した造像技法の一つであったが、禅宗の頂相(ちんぞう)彫像がわが国でみられるようにな...
View Article石山寺石造宝塔の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)大型で四角い基礎の上に壺型(つぼがた)の塔身と宝形造(ほうぎょうづくり)の屋根、その上に相輪(そうりん)を上げる。(中略)この石造宝塔は塔身や屋根の軒反りに古様をもち、鎌倉時代末期をくだらないものとみられる。(中略)重要美術品。(近藤 豊)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編...
View Article石山寺石造三重宝篋印塔(ほうきょういんとう)の概要が知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)本堂から上の経蔵の東にあるもので、寺伝紫式部供養塔ともいう。ふつうは一重である笠(かさ)の部分が三重となっている特殊型で、上層軸部をほりだしている点からよせあつめでないことが知られる。無銘であるが鎌倉時代中期ころの様式をもつ。(中略)重要美術品。(後略)(近藤 豊)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典...
View Article石山寺周防国玖珂郡玖珂郷(すおうのくにくがぐんくがごう)延喜八年戸籍残巻(1巻)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「908年(延喜8)の周防国玖珂郡玖珂郷(現、山口県玖珂郡玖珂町の戸籍の残巻である。670年(天智天皇9)の庚午年籍をはじめとして、律令制下の戸籍は6年ごとに作成され、班田収授・課役などの基本台帳として活用された。(中略)しかし平安時代中期にはしだいに行われなくなり、廃絶してしまう。この戸籍は、巻首・末が欠損しているが、三家...
View Article石山寺鐘楼の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「屋根は入母屋造桧皮葺(いりもやづくりひわだぶき)、袴腰(はかまごし)を漆喰塗(しっくいぬり)とした鐘楼で、鎌倉時代後期の建立とみられている。上層の平面は正面の柱間数3間で4.56m、側面2間で2.85m。下層の柱上に台輪をめぐらし三手先(みてさき)組物で縁をうける。上層の組物も三手先であるが東大門と同じく尾垂木をもちいてい...
View Article石山寺順礼札の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「順礼札は、一般的に観音巡礼を行う人びとが板札に巡礼の目的、年月日、生国、氏名などを記し、観音霊場に奉納するものである。現在最古の巡礼札が、西国三十三観音霊場の第十三番にあたる札所石山寺に7枚保存されている。その中でもっとも古い巡礼札は、1506年(永正3)在銘のものである。それは長さ31.5cm、上部の幅9.7cm、下部の...
View Article石山寺淳祐内供筆聖教(ないくひつしょうぎょう)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「『薫聖教(においのしょうぎょう)』ともいう。石山寺第3代座主の淳祐(890~953)が書写した聖教類で、60巻1帖からなる。この聖教は、921年(延喜21)京都の東寺長者で高野山座主を兼務していた師の観賢が、高野山奥院の弘法大師廟に大師号宣旨と勅賜御衣を奉じたとき、それに随伴した淳祐が御衣替式で大師の衣にふれたところ、衣の...
View Article石山寺春秋経伝集解(しゅんじゅうきょうでんしゅうげ)巻第廿九残巻・第廿六残巻の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「魯の史官の記録にもとづいて、孔子が編纂した『春秋』は、春秋時代の歴史を記した史書であり、『易経』『詩経』『書経』『礼記』と合わせて五経としてとくに尊ばれてきた。(中略)魯の君子左丘明が史実を基に説明を加えたのが『春秋左氏伝』とよばれ(最近の研究では著者不詳とする)、『春秋』の研究の基本文献として貴重な位置を占めている。『春...
View Article石山寺釈摩訶衍論(しゃくまかえんろん)(5帖)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「『釈摩訶衍論』は理論実践の両面から大乗仏教の中心的な思想を要約した『大乗起信論』の注釈書で10巻からなり、龍樹菩薩の作といわれてきたが、近年は否定的な見解が多い。石山寺の『釈摩訶衍論』は5帖は、天明年間(1781~89)尊賢僧正によって修理改装された一切経(重要文化財)の諸本と同一の装?であることから、元来は一切経中に伝存...
View Article石山寺紙本墨書建久年中検田帳(しほんぼくしょけんきゅうねんちゅうけんでんちょう)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)これは2巻あって、1巻には1197年(建久8)11月26日の石山寺寺領の検田坪付帳を記しているが、巻首を欠いている。あと1巻は同年の石山寺寺領検田帳、石山寺寺領名寄帳、石山寺寺辺并南郷検畠枚目録注進状、石山寺寺辺并南郷検畠帳の4通をおさめている。両巻とも末尾には年預上座、上座、寺主、都維那大法師と公文の署判や紙継目...
View Article稲荷山古墳の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
稲荷山古墳は高島市鴨にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)1902年(明治35)地元民の土取りにさいして石棺と遺物が発見され、1922・23年(大正11・12)に京都帝国大学の浜田耕作・梅原末治らにより調査された。墳丘はかなり削平されていたが全長約45mの前方後円墳で、後円部中央に東南に開口した横穴式石室があり、その中に家形石棺がおかれ、その内外から豊富な副葬品が検出された。墳...
View Article居初家天然図画亭(いぞめけてんねんずえてい)庭園の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
居初家天然図画亭庭園は大津市本堅田二丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「茶人藤村庸軒(ようけん)(1613~99)が1681年(天和元)に「題...
View Article石山寺木造維摩居士(ゆいまこじ)坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)石山寺像の像高は49.5cm、指先や几にいたるまですべてヒノキの1材より彫出した一木造の像で、内刳(うちぐり)は像底から円錐状にほどこされ、頭部にはおよんでいない。しかし、像正面と背面には大きな干割れを生じている。彩色はほとんど剥落(はくらく)し、わずかに顔や耳、衣褶の一部に残るのみで、几には花文が配されている。た...
View Article石山寺木造毘沙門天(びしゃもんてん)立像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「毘沙門堂に安置。尼藍婆(にらんば)、毘藍婆(びらんば)を両脇に従えた地天の掌上に立ち、兜跋(とばつ)毘沙門天とされる仏像である(石山寺では兜跋をつけない)。この兜跋とは吐蕃(チベット)、あるいは「長い外套様の上着をつけた」を意味するなど諸説があるが、根本像たる東寺像は唐風からの請来像で、四面宝冠をいただき、長い金鎖甲、海老...
View Article石山寺宝篋印塔(ほうきょういんとう)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「多宝塔の西にある石造宝篋印塔で高さ約182cm、基礎から相輪まで完全にそろっており、造立年代は明らかではないが様式からみて南北朝時代の作とおもわれる。基礎・塔身・笠などの比例は申分なく、基礎の格狭間(こうざま)、塔身の梵字(ぼんじ)、笠の耳飾り(二つの弧からなる)なども南北朝ころの典型的な特色をしめしている。重要文化財。(...
View Article円福院木造釈迦如来坐像の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
円福院は大津市富士見台にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)頭部の螺髪(らほつ)を1粒づつうえつけ、右手を施無畏印(せむいいん)、左手を与願印(よがんいん)につくり、結跏趺坐(けつかふざ)する姿である。寄木造り、漆箔(しっぱく)で仕上げ像。。目に水晶製の玉眼(ぎょくがん)を入れ、その理智的な顔つきや着衣の写実的な彫法などから、鎌倉時代に活躍した慶派の作品とみられる。(中略)台座...
View Article延暦寺根本中堂廻廊の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「887年(仁和3)完成の根本中堂が935年(承平5)に焼失し、938年(天慶元)再建の後、慈恵大師座主の980年(天元3)に堂の孫庇(まごひさし)を広くし、前方に中門とその左右から堂前庭をかこう廻廊ができた。現在の廻廊は寛永年間(1624~44)に根本中堂とともに再建された。3列に柱をならべた複廊で、内側に床板を張り、外側は石...
View Article延暦寺羯磨(かつま)金剛目録(一巻)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)
延暦寺は大津市坂本本町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伝教大師最澄が入唐(にっとう)のさい、唐から請来した密教法具・如意・念珠などを、811年(弘仁2)7月17日に比叡鎮国道場および止観院に永納したときの最澄自筆目録の断簡である。目録は都合3紙を貼り継いで1巻としたものであるが、本紙のいたみはひどく、裏打ちが丁寧にほどこされている。各紙法量や寺印の在り方からみて、第2紙と第3紙は...
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