居初家天然図画亭庭園は大津市本堅田二丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「茶人藤村庸軒(ようけん)(１６１３～９９)が１６８１年（天和元）に「題 居初家茶店」という詩をつくっており、このころには茶座敷と庭園がつくられていて、庸軒とその弟子北村幽安(ゆうあん)と合作であること、また茶座敷が天然図画亭と命名されたのは１７９５年（寛政７）天台宗の学僧六如(ろくにょ)上人（慈周）によるものであることが居初家の記録で知ることができる。この庭の特色は、茶座敷により前面の庭木をすべて低くおさえ、広々した湖と対岸の三上山（近江富士）を借景としていることである。また、町屋の建物に開放的な空間を持つ座敷が用いられた早い例としても注目される。(中略)国指定名勝。(毛利道大)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.39,
参考資料:
2 湖国百選 庭 滋賀総合研究所∥編集 滋賀県 1992年 S-6200- 92,
参考資料:
3 近江 中村昌生∥[ほか]著 小学館 1979年 S-6200- 79,
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