石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)石山寺像の像高は49.5cm、指先や几にいたるまですべてヒノキの1材より彫出した一木造の像で、内刳(うちぐり)は像底から円錐状にほどこされ、頭部にはおよんでいない。しかし、像正面と背面には大きな干割れを生じている。彩色はほとんど剥落(はくらく)し、わずかに顔や耳、衣褶の一部に残るのみで、几には花文が配されている。たっぷりとした顎ヒゲには毛筋をきざまず、像全体にふくよかな量感をもち、翻波式衣文をまじえた着衣の衣褶彫りはするどい。平安初期彫刻の特色をよくしめした像である。(中略)重要文化財。(佐々木進)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.37,
参考資料:
2 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
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