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石山寺周防国玖珂郡玖珂郷(すおうのくにくがぐんくがごう)延喜八年戸籍残巻(1巻)の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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石山寺は大津市石山寺一丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「908年(延喜8)の周防国玖珂郡玖珂郷(現、山口県玖珂郡玖珂町の戸籍の残巻である。670年(天智天皇9)の庚午年籍をはじめとして、律令制下の戸籍は6年ごとに作成され、班田収授・課役などの基本台帳として活用された。(中略)しかし平安時代中期にはしだいに行われなくなり、廃絶してしまう。この戸籍は、巻首・末が欠損しているが、三家史廣成の戸以下14戸について戸籍が確認できる。内容は男女の順に戸口名・年齢とそれによる種別(正丁・老女など)をかかげ、前籍年以後の戸口異同・課不課の戸口数を記している。(中略)平安時代前期の戸籍としてきわめて重要な史料である。紙背には、『金剛界入曼荼羅受三昧邪戒行儀』が書写されており、書風から平安時代中期の書写とおもわれる。国宝。(土井通弘)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.35-36, 参考資料: 2 国宝大事典 3 書跡・典籍 講談社 1986年 R-7091-3,

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