円福院は大津市富士見台にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)頭部の螺髪(らほつ)を1粒づつうえつけ、右手を施無畏印(せむいいん)、左手を与願印(よがんいん)につくり、結跏趺坐(けつかふざ)する姿である。寄木造り、漆箔(しっぱく)で仕上げ像。。目に水晶製の玉眼(ぎょくがん)を入れ、その理智的な顔つきや着衣の写実的な彫法などから、鎌倉時代に活躍した慶派の作品とみられる。(中略)台座、光背、漆箔は後補。像高56.3cm。重要文化財。(宮本忠雄)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.76,
参考資料:
2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,
参考資料:
3 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98,
↧