豊郷町の阿自岐(あじき)神社の例大祭の概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「四月十六日に近い前の日曜日」で、概要は「当日は氏子から最低四基の大太鼓(直径約二メートル)が神社へ繰り出される。本殿祭が終わると渡御が始まる。神輿を中心に百名程からなり、約四キロメートルの氏子内を巡行する。そのうち稚児十数名は、本殿祭をはじめ、各御旅所で神饌の伝供等を奉仕し、その姿には目を見張るものがある。」とあります。
View Article旧甲南町(現、甲賀市)の津島(つしま)神社の祇園(ぎおん)祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「七月下旬の土・日曜日」で、概要は「各家から出る若衆が祭りの準備をする。宵宮の時には若衆が作ったすかし燈籠が津島神社に奉納され、参拝者の目を楽しませてくれる。本祭では奉納された花を奪う花奪いが行われる。」とあります。
View Article守山市の小津(おづ)神社・氏子周辺のけんけと祭り長刀(なぎなた)振りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月五日」で、概要は「社記によると、欽明天皇二十八年に洪水が起き、社殿が琵琶湖へ流出したとある。その後、神霊を湖中から迎えたという故事が、現在の長刀振りと伝えられている。踊りは、笛・鉦・ささら・鼓・太鼓の囃に合わせて、美しい友禅模様の着物に、色あざやかな鉢巻や褌姿の子供たちが奉仕する。氏子圏は、宮本の杉江をはじめとして十一地区におよび、そのうち五地区が長刀振り・...
View Article栗東市の小槻(おつぎ)大社の花傘踊りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月五日正午から午後四時頃まで」で、概要は「古くは四月初卯日に行っていたが、明治四十二年以降、現行日に改められた。祭りの当番は一村ごとの年番制で、山寺、宮ヶ尻・岡、目川、坊袋、川辺が担当する。永徳二年(一三八二)の木札に榊本衆の名がみられ、これは現在の各村の神事元(じんじもと)に相当する。花傘踊りの奉納は、棒振り・槌打ち・鯛釣り・太鼓打ち・太鼓受け・笛吹き・鉦す...
View Article栗東市の大宝(だいほう)神社の相撲(そうもく)祭の概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「十月十八日に近い日曜日午後一時から夕方」で、概要は「水利をめぐって、栗東町北中小路と守山市二町では争いが絶えなかったが、相撲によって勝負したのが祭りのおこりと伝える。祭典の後、境内を土俵として、神事相撲と称し、北中小路と二町の子供が赤白の褌をして押し相撲を行う。その後、子供・青年・一般に分かれて奉納相撲が行われる。」とあります。なお、栗東町北中小路は現在栗東市北...
View Article草津市の天満宮(てんまんぐう)の講踊りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月三日・十月二十五日」で、概要は「起源は定かでないが風流踊りの一つで、降雨祈願のために奉納されたと伝わる。太鼓打ちと心棒打ち各二名を先頭に社参し、締太鼓を胸前に持し、越前道行を歌う。中踊り(拝殿周縁)、外踊り多数参列し、踊り歌う。花笠や一文字笠を色とりどりに飾りつけ、「イヤア○○踊りをひとおどり、イヤアひとおどり」の口上に合わせ二十九番百二十歌「おんどろよ」と...
View Article旧土山町(現、甲賀市)の加茂(かも)神社・氏子周辺の太鼓踊りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「十月十日午前十一時から午後五時頃まで」で、概要は「中世末期から近世初期にかけて流行をみた風流踊りにその起源があり、雨乞いの踊りとして伝えられる。踊り手の小学生八名と歌方およびホラ貝吹きの専務団(青年団)の計十四名で太鼓踊りをつとめる。当日は八十宿と呼ばれるクジによって選ばれた家において準備を始める。それから神社、御旅所、寺と順々に踊りを奉納し、町内をまわる。」と...
View Article竜王町の竜王町山之上・旧蒲生町宮川(現、東近江市)けんけと祭り長刀(なぎなた)振りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月三日」で、概要は「山之上の春祭りの日、隣村、蒲生町宮川と合同の神事を行う。山之上は、長刀振り(けんけと踊りともいう)を、宮川は小踊り・大踊りを奉納する。長刀振りは、赤い鉢巻、襦袢、そして色とりどりの網と呼ばれるスカート状のものをはく。小踊りは男の子が化粧し、真っ赤な着物で女装、手に桜の枝をかざして踊る。大踊りは、菅笠・扇子・手拭をもって踊る。」とあります。
View Article竜王町の石部(いそべ)神社の弓始式の概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「一月十日に弓始式、二月十一日に弓納式」で、概要は「年行事が選んだ男児二人の射手が、それぞれの位置につき、六本の矢を交互に的に向かって射る。終わると年行事が矢を拾い集め、再び盛り砂に差して数取りをする。こうして六本の矢をそれぞれ五回と、最後に三本の計三十三本を射る。二月十一日の弓納式も同様に行事を行う。昔は的中本数により、豊年を占うこともあった。」とあります。
View Article日野町の五社(ごしゃ)神社・雲雀野(ひばりの)の火振り祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「八月十四日・十五日午後七時から」で、概要は「もとは伊室神社の豊作祈願の祭り。馬見岡綿向神社のもと宮司であった出雲家が、南北朝時代に足利将軍によって改易させられたことにより、応永(一三九五~一四二七)年中以降は出雲家の御霊祭が加わり、現在の姿になった。神子三人と約二百本の松明が五社神社から雲雀野まで行列し、そこで松明を松の木に投げ上げ、作物の吉凶を占う。」とあります。
View Article旧蒲生町(現、東近江市)の高木(たかぎ)神社・氏子周辺のけんけと祭り長刀(なぎなた)振りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「四月二十三日に近い日曜日」で、沿革は「上麻生・下麻生・今村・弊村・穂村の五組の宮座によって奉納される。高木神社では、境内に幔幕を張り、シュウシののち、少年たちによる長刀振り、子供たちによるカンカが行われる。なお、ケンケトとは長刀振りをさし、カンカとは、鉦・太鼓からなるはやしものをさす。またこの日、新嫁の丸帯を長刀にかけるところから帯掛祭りとも呼ばれている。」とあ...
View Article旧八日市市(現、東近江市)の羽田(はねだ)神社の春祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「四月第一日曜日(四月一日は除く)」で、概要は「起源は不詳。江戸時代には九か村の祭礼であったが、現在では上羽田町と中羽田町の合同で行われる。宵宮では四地区から十五基の松火が奉納され、御神幸途中で点火し、広い馬場や境内は火の海となる。式典には男の子が羽織袴の正装で、横笛二人・鼓・太鼓の四人一組で上羽田三組・中羽田一組による吹囃子の奉納が行われる。」とあります。
View Article近江八幡市の馬見岡(まみおか)神社・八幡社の春祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月一日から四日まで」で、概要は「室町時代末期頃から始まったとされるが詳細は不明。四月二十六日、四村で祭礼が始まる。五月二日の朝渡りは、全氏子裃袴で渡御をする。鉦・太鼓・神輿で行列し、椿神社から馬見岡神社まで渡御する。直会は拝殿下にゴザを敷き、御供割神事が行われる。神酒と御供(米)のみで飲食がなされる。」とあります。
View Article旧信楽町(現、甲賀市)の里宮(さとみや)神社の太鼓踊りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「十月一日から二日まで」で、概要は「多羅尾年中行事(文化・文政年間)によると「太鼓打四人或は六人八人にて腹に太鼓をつけ、頭に赤熊を被り踊るなり、其傍にて大勢歌をうたい踊るなり(中略)踊歌二十九番あり」とある。現在もその形態を残しており、一日の宵宮祭(午後八時)から賑やかさを増す。踊り手は小学校高学年(男・女)、歌い手が氏子青年によってなされる。五穀豊饒・天下泰平を...
View Article旧信楽町(現、甲賀市)の日雲(ひくも)神社の太鼓踊りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「九月四日夜」で、概要は「現在の形になったのは、江戸時代中期頃と思われる。踊りは氏子の青少年によって奉納される。音頭取り数人・踊り子二十数人・しんぽうち(司会進行役)一人からなる。社前広場中央に篝火をたき、それを囲んで夕方から深更に至るまで踊り続けられる。道ゆき歌が六、踊り歌が十一残っている。」とあります。
View Article旧甲南町(現、甲賀市)の矢川(やがわ)神社・氏子周辺の矢川祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月一日」で、概要は「深川祭りともいう。神前での神事のあとは、神輿を中心に氏子各村(かつては杣川流域の二十二か村が氏子であった)から奉じる榊を子供が持ち、稚児も加わって深川市場の天満神社境内の御旅所まで渡御が行われる。近年、深川市場・深川・耕心の子供神輿も境内に練り込むようになった。」とあります。
View Article旧甲南町(現、甲賀市)の葛木(かずらき)神社の葛木祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「三月二十五日」で、概要は「別名を「火防天神」と称する葛木神社の例祭は露払いの天狗、獅子、宮津姫、小榊、花笠太鼓、神輿、稚児とつづく総勢七十人の神輿渡御である。現在は天狗と子供神輿であるが、昔は赤鬼・青鬼と大榊の造り神輿であったという。」とあります。
View Article旧甲南町(現、甲賀市)の檜尾(ひおう)神社の池田(いけだ)祭りの概要を知りたい。
『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「三月二十一日」で、概要は「古式を今に残す御田植祭の神事。境内において「天狗さん」(猿田彦命)の指示に従い、すげ笠をかぶった三人の子供が、前後に動きまわり、苗代の苗取り作業や田植の真似を執り行う。」とあります。
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