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旧安土町(現、近江八幡市)の沙々貴(ささき)神社の沙々貴祭りの概要を知りたい。

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『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「4月4・5日」で、概要は「(前略)祭りは四月四、五日と二日間にわたる。なんといってもこの祭りのクライマックスは、四日夜の大松明(たいまつ)による火祭りである。祭りの前の日曜日、常楽寺会館前の倉庫で万寿の人々(四十三歳以上の人)によって直径二メートル、長さ五メートルもある大松明が作られ、さらに、手桶おどりに使われる高さ約一メートルの鹿角のような形をしたワラ細工、通称「筍」が雌雄二個作られる。四月四日午前九時頃、常楽寺会館前の中央道に先に作られた大松明が用意される。午後四時、出発。大松明の上には提灯をもった襷(たすき)がけの頭領が五、六人乗っている。白装束に身を浄めた駕与丁(かよちょう)(二十三歳から四十二歳の男子に限る)四、五十人に引かれ、各所で手桶おどりが披露される。三時間に及んで沙々貴神社に着く。午後八時、楼門前の特設広場に建てられた大松明にご神火が移されると、ゴウゴウと大松明は燃え上がる。やがて拝殿より三社の神輿(みこし)のお出まし。これは「三社の舞」といわれ、神輿は大松明に映え、祭りはいやがうえにも盛り上がる。四月五日、祭り本日の午後四時頃より式典が始まる。なんといっても見ものは、本殿前の素襖(すおう)姿の青年三人によるクジとり。その後、拝殿より三社の神輿が次々とおろされ、日没まで町内を練り歩いて祭りは全て終わる。」とあります。

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