『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「二月初午の日の午前八時」で、概要は「氏子の下之郷の大字市と天守とが、一年交替にて頭人を定め、神社に参拝する。頭人は黒衣を着て千力餅と称する小餅三百六十五個と神酒と鯣を供える。三百六十五個の数は、一年三百六十五日の日供を一時に供えるというもので、この餅を食べると妊婦は安産を得るとして、たいへん喜ばれている。」とあります。
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