『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「九月九日」で、概要は「翌年の各農作物のでき高の良否を、神に伺いをたてるおこないである。小豆粥(小豆と米)を前日から用意し、葦を約二十センチに斜めに切り、三十八本三ツ目結びに連ね、粥の中に入れる。すると煮えた粥が管に入る。早朝神前に供え、のち役員等によって開かれ、その量を伺う。三十八本は三十八種で一月八日のおこないで決定されている。伺い終わってのち、村中に知らせて、これにより翌年の籾種を用意する。」とあります。
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