『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「二月十二日から十四日まで」で、概要は「従来青年の主催する行事であったが、現在は数の減少により、村全体で行うようになった。十二日は頭屋のかぎ渡しがなされ、頭屋は、各戸から米一升を集め、軒に釜を据え、注連縄・御幣を立てる。十三日は餅搗き。蒸し上がりを合図に鐘・太鼓の鳴りもので村内を一周する。餅は全て四角平面状になる枠型に流し込み、十二枚分つくる。十四日は朝から神社に献饌し、参拝する。餅は後で氏子中に配られる。」とあります。
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