『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「1月15日」で、概要は「大津市坂本に鎮座する御田(みた)神社は、田の神様、すなわち農業の神様を祀る神社である。ここのお祭りは約三百年ほど前から行われている。ワラで綱を三本なう(一本は十三・五メートルの長さである)。それを龍の形にして輪を作り、口を東に向けてお宮にあげる。巫女が祈りをあげ、おどりをする。それから綱引きを行う。上下二組に分かれ、上組は見物人が、下組は氏子が当たる。下の組が勝てば、その年は豊作になるという。なお、お宮の前庭には樹齢二百年、市の天然記念物にもなっている楠(くすのき)があり、それに注連縄(しめなわ)を張って一年の豊作を祈る。」とあります。
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