Quantcast
Channel: レファレンス協同データベース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 148274

旧木之本町杉野中(現、長浜市)の薬師堂のおこないの概要を知りたい。

$
0
0
『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「2月7日」で、概要は「(前略)おこないの中心人物は当家(とうや)と呼ばれる。当家の家族は一年前から肉食をさけて浄めの精進を重ね、二月七日の神事に及ぶ。村の若者が当家に集い、薬師立餅、八幡立餅、据餅をつく。そして最後に、少し残したものを五、六人の若者が棒つきをし、当家の座敷の梁板にこすりつけて当家の息災を祈り、一年の労をねぎらう。当家に集う若者は夜を徹して祝杯をあげる。そして午前四時半、起し太鼓の村中にひびく呼びかけで、村民は薬師堂の前に集まる。祭神の社に集わないところが、このおこないの神事の特徴である。氏子の扮する薬師と医師の寸劇が村民を笑いの渦にとりこんで、おこないのクライマックスになるわけである。薬に模した酒をあおって酩酊する姿は、さしずめ村のコメディアンといえる。」とあります。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 148274

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>