『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「4月20日」で、概要は「(前略)当神社には古くから大組、小組の二つの宮座があって、組員は九十戸。だいたい半分に分かれていた。江戸中期に大組と小組が村の政治問題で競い、いずれが正しいか氏神に神意を尋ねることになった。方法は、選出された子供に相撲をとらせ、神前で勝負をつけるというもの。その結果、勝負は引き分けに終わる。大組、小組は神意に反せぬ限り、いずれも正しいということになり、田の中のどじょうを炊いて仲直りの祝杯を上げたという。神事は二十日午前八時、大組、小組の順に村人が神社に参拝。拝殿左右の境内でどじょう汁が炊かれ、祝宴となる。その後、子供相撲が行われ、引き分けとなって神事は終わる。」とあります。
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