『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「7月25日」で、概要は「(前略)信楽町を一望する愛宕(あたご)山には、その頂上に加具土神(かぐつちのかみ)、天日槍命(あめのひぼこのみこと)を祀る愛宕神社がある。この火を祀る神に対して毎年七月二十五日、松明(たいまつ)を奉納し、陶器生産に欠かせない火に感謝する。祭りは、七月十三日に作られた松明を七月二十五日に役場広場で点火。千本の松明が愛宕山山頂に向かって延々と続く。山道を登る松明行列は壮観そのものである。なお、松明は太さ十センチから十五センチ、長さ一・八メートル、重さ七、八キロ。竹の末口を八十センチほど割り込んでいる。また、愛宕山麓では信楽太鼓が夏の夜空に鳴り響き、祭りはクライマックスに達する。現在は「陶器まつり」の一環として開催される。」とあります。
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