『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「五月二日から三日まで」で、概要は「立木神社祭神が鹿に乗り西征のおり、矢倉地区に先住していた人々が神をお迎えするにあたり、踊りを以って迎えたのが始まりという。神輿渡御の祭、先導を司り、稚児(当番宿の男児)が先頭となり、太鼓・鉦・ささらを持った男児数名が続き、次に音頭取り(唄方)の青年が続く。なお二日夕方にはささらに替り、笹の葉をもって踊る。これに参加する者はすべて男子で、居住と呼ばれる家(現在二十四戸)のみである。」とあります。
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