『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「一月十五日」で、概要は「六人のお弓仲間のなかから二人の弓取り役が選ばれると、弓取り役は当日にむけて弓射のけいこに励むと共に、精進潔斎の生活にはいる。当日は朝から射場の設営がされ、的から三十メートル離れた所に射座が据えられる。弓取り役は、黒の紋付に裃・白足袋を着け、印籠・大小刀をさす。弓取り儀式は、二人の同時所作に始まり、射法も古式にのっとって行われる。弓身は二人二本ずつ三度行われ、最後は天に放たれる。」とあります。
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