『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「三月一日から四月十五日まで」で、概要は「県内屈指の大祭。起源は約千三百年前、三輪明神が坂本に遷座した時、里人が大榊を日吉に捧げたことに始まるという。祭礼は、神興上げ・大榊の神事・午の神事・献茶祭・花渡り・宵宮落とし・粟津の御供・神輿の還御・酉の神事・船路の御供と続き、一か月半に及ぶ祭は終わる。なかでも山王七社の神輿の渡御は壮大で荒々しく、大榊の神事などの静寂な神事と相まって、山王祭を盛りあげている。」とあります。
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