『滋賀の百祭 続』によりますと、祭礼日は「二月第一土曜・日曜日(もしくは二月一日・二日)」で、概要は「(前略)ここでは、オコナイにつきものの鏡餅、餅花は無く、汁が主となるもので、古く室町時代より伝えられている。先塔の家では前日から里芋を蒸して小さく刻んだものと、白豆を蒸して砕いたものを一緒にして汁を準備する。後塔の家では注連縄および挽いた餅米と大豆を蒸して三角形に握る。これに焼き豆腐、里芋、鰯(いわし)と円形に盛り上げた蒸し餅を三方にのせ、先塔の家に運び神に供える。当日は先塔の家の神符の前に、神官、塔人、区長、氏子総代、区役員が席に着き神事(塔渡し)が始まる。御幣、注連縄はこの後、神社に収められる。(後略)」とあります。
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