『近江の祭礼』によりますと、祭礼日は「一月七日」で、概要は「上丹生のおこないは元日の籤改めより、八日の鏡開きまで続く。七日は餅搗きと頭上げの日である。午前〇時より蒸し始め、あがると拍子木・鉦・太鼓・手拍子でにぎやかに搗く。まず大頭の餅といってオカワに餅を入れ、周囲を埋めていく。最後には杵はだけといって棒杵についた餅を子供に分ける。お供えは、清めの米糠まきを先頭に、御幣の立てられた大頭の餅を輿に載せ、八人で舁ついでいく。」とあります。
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