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近江八幡市の伊崎寺(いさきじ)の棹とびの概要を知りたい。

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『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「8月1日」で、概要は「湖東の湖上に突き出した伊崎寺(伊崎不動)の「棹とび」の祭事は、その昔、貞観年間(八五八―七六)、ここで修行していた建立(こんりゅう)大師が湖上を行き交う漁舟に向けて鉄鉢を投じ、喜捨を乞い、大師がその湖中に飛び込んで鉄鉢を拾い上げた故事に始まるといわれる。以来、湖上の安全と喜捨が結びつき、伊崎寺の修行僧の行事となり、やがて近在の青年も参加する、庶民の度胸だめしと厄除けとなって今日に及んだ。今日では例年八月一日、「びわ湖まつり」の行事の一つとして近郷の若者が集い、その度胸を競っている。湖上に突き出た約七メートルの檜の角材の先端に立って十数メートル下の湖中に突っ込む若者の豪快なダイビング姿は、千百年前の伊崎寺の修行僧を偲ばせる。」とあります。なお、『京都新聞』平成17年(2005)8月17日付、平成18年(2006)7月6日付、平成19年(2007)6月27日付、8月2日付によりますと、平成17年8月16日に伊崎寺の棹から湖中に飛び込んだ一般男性が死亡したため、翌年は棹とびが中止となり、平成19年から再開されましたが、棹とびの参加者は行者(修行僧)に限られるようになりました。

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