所蔵の『中山伝信録』に掲載されている地図やインターネットで閲覧可能なデジタル資料を確認したが、モノクロのみでカラーの地図は見つからなかった。
関連の記述のあった資料と、インターネット情報を紹介した。
所蔵資料の調査
『中山傳信録』(徐葆光〔著〕 原田禹雄訳注 榕樹書林 1999)
1巻 p48-49「針路図」(白黒)あり。
「指南広義」(程順則撰 1708、中国で刊行。那覇と福州の間を往還する進貢船の参考のために著作された。)を引用。
4巻 p316-317「琉球三十六島圖」あり。
p325「南七島」に「福建から太平山へ行くには、東湧から開洋し、釣魚台について、北風に単卯針と乙辰針を並用すれば到着できる。」とあり。
p327「針路の目標としている彭家山・釣魚嶼・花瓶嶼・鶏籠嶼・小琉球などの島は、琉球を去ること二、三千里であるのに」とあり。
『中山伝信録』(徐葆光著 原田禹雄訳注 言叢社 1982)
上記と訳注者が同じ。記述についても、ほぼ同じ。
針路図(白黒)は、p22-23にあり。旧伝の島嶼の誤りについてp214に記載あり。
『日本庶民生活史料集成 27 三国交流誌』(谷川健一〔ほか〕編集 三一書房 1981)
p325-348「使琉球雑録」あり。
p332梅花頭から琉球那覇港までの針路が文章であり。引用しているのは、簫崇業「使琉球録」の過海図。
p349-463「中山伝信録」あり。
p360針路図(白黒)あり。p415に、旧伝の島嶼の誤りについて記述あり。
国会図の所蔵を調査 内容未確認
「中山傳信録6卷」(清徐葆光撰 徐, 葆光 徐氏二友齋刊 1721(康煕60年))
4册 27cm 請求記号:291.99-Z46t東京 古典籍資料室
「中山傳信録6卷」(清徐葆光撰 服部蘇門點 平安 錢屋善兵衞刊 (平安蘭園藏版) 1766(明和6年))
6册 (合3册) 27cm 請求記号:198-4 東京 古典籍資料室
「中山伝信録 6巻」(徐葆光 台北 台湾銀行 1972)
2冊 19cm. 請求記号GC311-219 東京本館
インターネットのデジタルデータ公開資料を調査 画像を見る限り、本文は白黒。
「中山傳信録. 卷第1-6」(徐葆光 纂 蘇門 句讀 平安 蘭園 [出版年不明] )
6冊 26cm 請求記号:文庫08 C0123早稲田大学中央図書館貴重書庫(康煕60年序刊本の翻刻)
(http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/bunko08/bunko08_c0123/index.html 早稲田大学図書館 2012/11/10最終確認)
「中山伝信録.巻1」(徐葆光纂 1766)
注記 巻1 明和3(1766)年 重刻 26cm 琉球大学附属図書館本館沖縄資料室
出版年不明の多数の版がある。
(http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/123456789/10228/1/iha0181_001-029.pdf 琉球大学 2012/11/3最終確認)
参考資料:『中山傳信録』(徐葆光〔著〕 原田禹雄訳注 榕樹書林 1999),
参考資料:『中山伝信録』(徐葆光著 原田禹雄訳注 言叢社 1982),
参考資料:『日本庶民生活史料集成 27 三国交流誌』(谷川健一〔ほか〕編集 三一書房 1981),
参考資料:「中山傳信録 6卷」(清徐葆光撰 徐葆光 徐氏二友齋刊 1721(康煕60年)),
参考資料:「中山傳信録 6卷」(清徐葆光撰 服部蘇門點 平安 錢屋善兵衞刊 (平安蘭園藏版) 1766),
参考資料:「中山伝信録 6巻」(徐葆光 台北 台湾銀行 1972),
参考資料:「中山傳信録 卷第1-6」(徐葆光纂 蘇門句讀 平安 蘭園 [出版年不明]),
参考資料:「中山伝信録 巻1」(徐葆光纂 1766),
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