『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「いぬい・のりお」で、略歴は「1924・月日未詳~。僧侶、芭蕉研究家。甲賀郡甲西町(現湖南市)に生まれる。1949年3月大谷大学文学部国文学専攻を卒業。正念寺住職。84年3月まで滋賀県立甲南高等学校などの教職に就く。教師生活のかたわら全国各地を歩き、芭蕉関係の資料を収集。2000点以上の資料を夢望庵文庫と名付けて保存したが、74年に落雷で焼失した。著者に『芭蕉翁の肖像百影』(84年3月、光琳社出版)、『俳画賛句幅‐近代編』(92年8月、乾憲雄)、『淡海の芭蕉句碑上下』(94年、上4月、下9月、サンライズ印刷出版部)、『芭蕉さんの顔いろいろ』(96年3月、サンライズ印刷出版部)、『近代の俳画と俳句』(97年8月、京都書院)がある。89年には滋賀県立水口文化藝術会館で芭蕉翁肖像展を開催した。滋賀県俳文学研究会会長。甲賀郡文学を楽しむ会を主宰する。(浦西和彦)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.36-37,
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