『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「いぬかい・しげの」で、略歴は「1926・5・7~1977・6・25。歌人。蒲生郡苗村(現竜王町)山之上生まれ。甲賀郡(現甲賀市)水口町居住。本姓竹山。兄は滋賀文学会冠句部門選者の竹山吟月。生後40日にして同村永正寺住職犬飼性真・みつの養女となる。1928年(昭和3)大阪府泉南郡南掃守(みなみかもり)村(現岸和田市)の浄福寺に転居。1944年(昭和19)大阪府立岸和田高等女学校卒業。(中略)45年1月南掃守国民学校訓導となるが9月退職、父の生家甲賀郡三雲村(現湖南市)に転居。47年柏木村(現甲賀市水口(みなくち)町)の西蓮寺(せいれんじ)に移る。48年4月水口町立水口西(のち柏木)小学校をはじめとして、水口、土山、岩根の各小学校に勤務。50年12月、前田夕暮の高弟で近隣の蒲生町極楽寺住職だった米田雄郎につき、一時休止していた作歌を再開。52年米田主宰の好日社に入会。60年日本歌人クラブ入会。62年第1歌集『青き木の沓』(10月、初音書房)刊行。この歌集が翌63年12月新歌人会歌集賞を受賞。64年夕暮の長男前田透主宰「水源地」に参加。67年第3期「詩歌」に参加。70年現代歌人集会会員。72年短歌雑誌「好日」編集委員となる。翌年第2歌集『鎮花祭』(1月、白玉書房)刊行。76年現代歌人協会会員。(中略)没後に第3歌集『天涯の雪』(78年4月、好日社)が遺歌集として上梓された。(後略)(山本洋)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.37-38,
参考資料:
2 滋賀の文人〈近代〉 山本洋∥著 京都新聞社 1989年 S-9000- 89,
参考資料:
3 人物レファレンス事典 文芸篇 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2010年 R-9103-ニ,
参考資料:
4 詩歌人名事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2002年 R-9110-ニ,
参考資料:
5 滋賀県人物・人材情報リスト 2011 日外アソシエーツ∥編集 日外アソシエーツ 2011年 LB-2800-11,
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