『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「おくつ・ひこしげ」で、略歴は「1895・4・28~1988・3・13。ドイツ文学者。大津市生まれ。東京都世田谷区居住。1914年県立膳所中学校4年修了で第三高等学校に合格。17年第三高等学校第一部乙類卒業。20年7月東京帝国大学文学部独逸文学科卒業。旧制山形高等学校講師のち教授。23年から25年まで、文部省在外研究員としてドイツ、イギリス、フランス、アメリカに留学。27年に東北帝国大学文学部助教授、のち教授。35年大著『ゲーテ序論』(白水社。48年増訂3版)刊、それらの業績により44年「日本ゲーテ賞」受賞。45年京都帝国大学より文学博士号授与。59年東北大学を定年退職。同年4月日本大学文理学部独文学科主任教授に就任。65年日本大学を定年退職、市立都留文科大学教授となる(77年まで)。訳書にゲーテ『西東詩集』全2巻(25年、大村書店。43年、大東出版社)(中略)など。また『岩波独和辞典』(53年第1刷、54年第16刷、岩波書店)、『和独辞典』(59年初版、65年再版、白水社)を編纂。その他専門の論文多数。(山本洋)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.88,
参考資料:
2 滋賀県人名鑑 滋賀県人名鑑編集部∥編 サンブライト出版 1982年 S-2800- 82,
参考資料:
3 滋賀県人物・人材情報リスト 2011 日外アソシエーツ∥編集 日外アソシエーツ 2011年 LB-2800-11,
↧