『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「ひらい・きよたか」で、略歴は「1905・4・10~2000・4・3。劇作家、同和教育・部落史研究者。神崎郡建部村大字上日吉(現東近江市建部日吉町)生まれ。1923年八幡商業学校卒業。蒲生郡安土尋常高等小学校に代用教員として就職。29年彦根東尋常高等小学校に転任。その頃に部落問題に関心を持つ。47年八幡中学校へ転任、八幡町青年学級に関わる。64年退職、同年、滋賀県社会福祉協議会同和部に嘱託として勤務。県内のすべての被差別部落を回る。68年滋賀県部落史研究会を設立。「滋賀の部落」第1輯から15輯を刊行、その原稿の大半を執筆。76年財団法人滋賀県同和問題研究所設立。初代理事長に就任。82年近江八幡市新町に転居。84年滋賀県文化賞受賞、86年文部省文化賞受賞。著書に『滋賀の部落』第1~3巻(74年8月~12月、滋賀県部落史研究会編)、『近江大衆の伝説民話』(77年9月、サンブライト出版)、『近江部落風土記』(78年12月、文理閣)、『湖国部落夜話』(91年4月、滋賀県同和問題研究所)、『小説念仏王国』(91年6月、法蔵館)、『部落の生業』(93年7月、滋賀県同和問題研究所)、『蓮如上人の母とその身内』(96年3月、永田文昌堂)、編著に『同和教育のあけぼの』(87年3月、同和教育実践選書刊行会)などがある。(後略)(北川秋雄)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.297-299,
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