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姫野カオルコの読み方とその略歴を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「ひめの・かおるこ」で、略歴は「1958・8・27~。小説家。八日市市松尾町(現東近江市)生まれ。本名は山田京子。県立高等学校の英語教師であった父和富と小学校教師の母道子の長女。(中略)1977年県立八日市高等学校を卒業して、青山学院大学文学部入学。大学2年時に「俺の女神」で団鬼六賞を最年少で受賞。在学中に三世社の公募に応じ、リライトを始める。以後、大陸書房や白夜書房、双葉社、ナツメ社などで実用書のリライトや単発の映画評、小説などを書く。母校で教育実習をし、県内の高等学校の教員に内定していたが、両親の反対を押し切って辞退し、東京に留まり作家の道を歩み始める。80年代にはSMポルノ小説を多く手がけるが、89年講談社に原稿を持ち込み、これがデビュー作になる。公衆道徳を厳守することに執着し、それを守らない他人に鉄槌を下す女子学生ミツコを劇画風に描いた『ひと呼んでミツコ』(90年3月、講談社)である。随筆集『ガラスの仮面の告白』(90年5月、主婦の友社)以降、アダルト小説から転向し、鋭角的な新しい文体と戦前風ともいえる独特の倫理主義で人気を得る。『受難』(97年4月、文藝春秋)で第117回直木賞候補となる。主な作品として『変奏曲』(92年11月、マガジンハウス)、『ラブレター』(96年4月、光文社)、美容整形をした2人の女性の人生観と幸福観の差異を描いた『整形美女』(99年1月、新潮社)、キリスト教の影響のもとに、ジェンダーに疑問を抱く主人公の葛藤を描いた私小説三部作『空に住む飛行機』(92年6月、主婦の友社。97年7月、角川文庫版で『ドールハウス』と改題・改稿)、『喪失記』(94年5月、ベネッセコーポレーション)、『不倫(レンタル)』(96年7月、角川書店)の他、短編集『Hアッシュ』(94年10月、徳間書店)、『蕎麦屋の恋』(2000年2月、イーストプレス)、『サイケ』(2000年6月、集英社)、『特急こだま東海道線を走る』(2001年10月、文藝春秋)などがある。(後略)(北川秋雄)」とあります。 参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.294-29, 参考資料: 2 滋賀県人物・人材情報リスト 2011 日外アソシエーツ∥編集 日外アソシエーツ 2011年 LB-2800-11, 参考資料: 3 作家・小説家人名事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2002年 R-9102-ニ,

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