『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「ふじの・かずお」で、略歴は「1922・8・28~。詩人。犬上郡彦根町(現彦根市)生まれ。1937年彦根東(現城東)小学校高等科卒業。大阪や東京で転々と職を替え戦後、家業の小間物商(彦根市本町)を継ぐ。戦後から詩作を始め、51年2月から近江詩人会会員。52年中川郁雄主宰の熔岩詩人集団(彦根)に参加。72年滋賀文学祭詩部門選者。74年彦根の詩誌「ふ~が」同人。近江詩人会では多くの詩友に恵まれ、とくに田中克己、杉本長夫に師事し薫陶を受ける。事務関係も担当。律儀な人柄を買われ、85年から2001年まで同会代表を務めた。『近江詩人会40年』(1990年7月、近江詩人会)、『近江詩人会50年』(2000年12月、近江詩人会)の編集にも参画。自らの仕事を詩集にまとめるのに慎重であったが、「詩人学校」や第5次「四季」(田中克己主宰)等に掲載された詩から自選した『立春小吉(りっしゅんしょうきち)』(1988年1月、文童社)を刊行。同詩集には36編の詩が季節の流れを意識して配列されている。(後略)(外村彰)」とあります。
参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.310-311,
参考資料:
2 近江詩人会60年 近江詩人会∥編集 近江詩人会 2010年 S-9300- 10,
参考資料:
3 近江詩人会40年 宇田良子∥[ほか]編 近江詩人会 1990年 S-9300- 90,
参考資料:
4 近江詩人会50年 近江詩人会∥編集 近江詩人会 2000年 S-9300- 00,
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