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永原楽浪の読み方とその略歴を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『滋賀近代文学事典』によりますと、読み方は「ながはら・らくろう」で、略歴は「1931・7・10~2007・3・15。小説家。俳人。栗太郡笠縫村大字上笠(かみがさ)(現草津市上笠)の浄土真宗本願寺派末寺の長男、草津市上笠居住。本名隆昭(たかあき)。他の筆名原高(はらたかし)。1950年県立大津(現膳所)高等学校卒業。54年京都大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。国語科教諭として県立学校に勤務、草津高等学校、県総合教育センター、膳所高等学校(通信制)等をへる。戦後の膳所中学校で同校教諭の梅原与惣次(黄鶴子)に俳句に指導をうけ、高校に移行後みずからが誌名を提案した文芸班誌「未明」に俳句、詩、創作を発表した。(中略)京都大学入学後、一時保高(やすたか)徳蔵主宰の「文藝首都」に入会し投稿。63年滋賀県高等学校教職員組合書記次長となる。同年日本民主主義文学同盟に加盟。64年個人誌「鏡」を発刊したりするが、67年「滋賀民主文学」第1集に教育現場にのこる統制思想をあざやかに切り取った「号令」を発表。同誌にほぼ毎号小説を掲載。(中略)その後次つぎと「民主文学」本誌に載った作品を収めた短編集『素行点』(85年12月、青磁社)、8編を集めた『梅津中事件』(87年4月、青磁社)、中編2作をまとめた『問題教師独居房』(89年4月、青磁社)を『永原隆昭教育小説集」と副題をつけて刊行。(中略)91年から92年にかけては、高校通信制教育の直面する課題を生なましく提起した『みなことごとく』(91年3月、青磁社)、『かならず十人も百人も』(92年3月、青磁社)などを新書版で刊行。また地域の労働住民運動をテーマにした貴重な記録小説『深い草津栗東地区労史-連合の発祥と、みさお-』(92年12月、青磁社)、『深い矢橋(やばせ)帰帆島史-琵琶湖を埋めるな-』(93年73月、青磁社)などを執筆(中略)65年から70年にかけ、県平和委員会副会長、草津地区労働組合協議会副議長・議長を歴任。(山本洋)」とあります。 参考資料: 1 滋賀近代文学事典 日本近代文学会関西支部滋賀近代文学事典編集委員会∥編 和泉書院 2008年 S-9000- 08 p.248-249,

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