『滋賀県百科事典』によりますと、所在地など城の歴史は「長浜城は現在の長浜市公園町を中心に営まれ、その中心部は豊公園となっている。一説によると長浜はその昔今浜といった一村で、1336年(延元元)京極導誉が今浜城を築いたのにはじまり、今浜氏や上坂氏が守将として居城したといわれている。浅井氏の滅亡後、小谷城へはいった羽柴秀吉は、湖岸の今浜へ築城し、今浜を長浜と改名、1575年(天正3)入城した。城は湖岸にきずかれ、その東側に城下町が経営された。1582年(天正10)清洲会議の後、秀吉は去り、柴田勝豊が入城、その後、1585年(天正13)から1590年(天正18)までは山内一豊が城主となった。1606年(慶長11)に内藤信成が修築して入城、その子信正が1615年(元和元)に去るにおよんで廃城となり、彦根築城のため建物や石垣は大部分がもちさられた。彦根城天秤櫓門や大通寺台所門などに建物が移築され、のこっている。(西川丈雄)」とあります。
参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.535,
参考資料:
2 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.234-235,
参考資料:
3 滋賀県中世城郭分布調査 6 旧坂田郡の城 滋賀県教育委員会∥編集 滋賀県教育委員会 1989年 5B-5200-6,
参考資料:
4 定本日本城郭事典 西ケ谷恭弘∥編 秋田書店 2000年 R-5218-ニ,
参考資料:
5 近江城郭探訪 滋賀県教育委員会∥編 滋賀県文化財保護協会 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
6 近江の山城ベスト50を歩く 中井均∥編 サンライズ出版 2006年 S-2900- 06,
参考資料:
7 近江坂田郡志 下巻 坂田郡役所∥編 坂田郡役所 1913年 5-2160-3,
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