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近江にあった箕作(みつくり)城の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「神崎郡五個荘町山本」、別称は「清水城」、創築年代は「文明三年(一四七一)」、創建者は「佐々木政堯」、形式は「山城」です。城の歴史は「箕作城は六角佐々木氏の居城である観音寺城と、中山道を挾んで相対する山上にあり、神崎郡と蒲生郡の郡境に位置している。いわゆる文明の乱のとき、佐々木政堯が従弟佐々木高頼の観音寺城に対し、幕府の内書を受け築城したことに始まるが、この時点では清水城とよばれていた。そして天文十九年(一五五〇)に、佐々木定頼が築城し、永禄十一年(一五六八)の観音寺城落城と命運を共にしたものが箕作城とよばれている。文明三年(一四七一)の戦いでは美濃の土岐氏の臣斎藤妙椿の援けを得て、甲賀より出兵した高頼軍に攻められ、政堯は自殺した。また、永禄十一年には建部源八郎秀明が主将として籠城したが、佐久間信盛・木下秀吉・丹羽長秀らに攻められ、開城して甲賀に敗走した。本丸・二の丸に伴う石塁を若干残しているが、良好とはいえない。」とあります。なお、神崎郡五個荘町山本は現在東近江市五個荘山本町になっています。 参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.247-248, 参考資料: 2 近江の山城ベスト50を歩く 中井均∥編 サンライズ出版 2006年 S-2900- 06,

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