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近江にあった小脇(おわき)館の所在地などのほか、その歴史を知りたい。(滋賀県立図書館)

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『滋賀県百科事典』によりますと、所在地など城の歴史は「八日市小脇町にあった近江守護佐々木六角氏の館。すでに1185年(文治元)に守護職となった佐々木定綱の館は小脇にあり、以後、戦国時代に観音寺城が築城されるまで、佐々木氏代々の本拠地であった。1190年(建久元)に源頼朝が、1238年(嘉禎3)には将軍頼経(よりつね)が宿しており、将軍宿泊のときには、『吾妻鏡(あづまかがみ)』に「御儲結構無比類」と記録された。小脇館は湖東平野の農業生産力という基盤にくわえ、近江から鈴鹿山脈をこえて伊勢国にいたる中世近江商人にさかんに利用された八風街道という交通の要衝に位置している。そのため、すでに鎌倉時代の『源平盛哀記』に「蒲生郡小脇の八日市」とみられるように、定期市場の中心となっていた。現在、「御所」「鳥門」「東風門」などの小字名がつたわる。(後略)(満田良順)」とあります。なお、八日市小脇町は現在東近江市小脇町になっています。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.135, 参考資料: 2 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.249-250, 参考資料: 3 近江蒲生郡志 巻8 蒲生郡役所∥編集 蒲生郡役所 1922年 S-2140-8,

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