『日本城郭体系 １１』によりますと、所在地は「蒲生郡竜王町鏡」、形式は「館」です。城の歴史は「（前略）館跡は、南側を除いてほぼ完全な状態で遺存しており、北に門を構えている。土塁は良好なところで基底幅四－三ｍ、高さ二．五ｍ近くあり、その外周には堀がめぐっている。この堀は一部埋まってはいるものの、法（のり）の崩壊も手伝ってか東南部分では幅六－七ｍ、深さ六－七ｍもあり、雄大な風景を竹林中に残している。井上氏は佐々木氏の出とされているが、氏の詳細な系図は不明である。また、鏡氏の子孫であったともされており、一時的には鏡氏の居館であったことも考えられる。その鏡氏の居城であった星ヶ崎城は約七〇〇ｍ西に所在している。」とあります。
参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.260,
参考資料:
2 近江蒲生郡志 巻8 蒲生郡役所∥編集 蒲生郡役所 1922年 S-2140-8,
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