『日本城郭体系 11』によりますと、所在地は「大津市雄琴町」、創築年代は「天文七年(一五三八)」、創建者は「和田秀純」、形式は「山城」です。城の歴史は「雄琴城は、雄琴神社の南の丘陵地に位置しており、そこには、かつて城跡があったというが、延宝四年(一六七六)五月の山崩れで埋没したといわれている。(中略)『近江国滋賀郡誌』によれば、天文七年に雄琴の土豪和田氏がこの地に城を築いたと伝えており、元亀元年(一五七〇)九月の織田信長と浅井長政・朝倉義景の戦いでは、浅井の軍勢が雄琴城に陣を置いたという。また天正三年(一五七五)には、付近の土民が蜂起して雄琴城を攻め、同十一年に、廃城になったともいわれている。」とあります。なお、大津市雄琴町は現在大津市雄琴になっています。
参考資料: 1 日本城郭大系 11 新人物往来社 1980年 S-5200- 80 p.291,
参考資料:
2 大津の城 大津市史編さん室∥編 大津市 1985年 S-5211- 85,
参考資料:
3 滋賀県中世城郭分布調査報告 9 旧滋賀郡の城 滋賀県教育委員会∥編集 滋賀県教育委員会 1992年 5B-5200-9,
参考資料:
4 近江國滋賀郡誌 全 滋賀県∥[編] 宇野健一∥註訂 弘文堂書店 1979年 S-2910- 79,
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