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堂の上遺跡の概要を知りたい。(滋賀県立図書館)

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堂の上遺跡は大津市神領三丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)近江国府関連官衙(かんが)。1973~76年(昭和48~51)にかけて滋賀県教育委員会によって3次にわたる発掘調査が実施された。遺構は瓦葺・礎石建ち建物群と掘立柱建物群に大別される。いずれも東西棟の前殿・後殿からなる正殿風建物と脇殿とみられる南北棟の建物が配され、その周囲を前者は築地塀で、後者は柵でかこっている。後者の脇殿風建物は内部を細かくしきった特殊な構造をもつ。前者は奈良末~平安前期のもので、「承和十一年六月」銘の平瓦がいくつか出土し、844年(承和11)には瓦葺建物が確実に存在していたことがわかる。その後掘立柱建物にたてかえられ10世紀前半には廃絶した。建物方位はいずれも近江国庁の主要建物群と一致し、流雲文系の軒瓦が多く使用されていることなどから近江国庁との関連のつよい勢多駅などの官衙とみられる。国指定史跡。(林 博通)」とあります。 参考資料: 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.514,

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