恵日院は大津市坂本四丁目にあり、延暦寺の子院の1つです。『大津の文化財』によりますと、概要は「江戸時代初期に徳川家康をはじめ将軍家の帰依をえて、信長に焼かれた比叡山の再興や東叡山寛永寺の草創などに力を注いだ傑僧天海(てんかい)の肖像。胸前で金剛杵(こんごしょ)と数珠を握る姿は慈恵大師(じえだいし)像にヒントをえたものか。寛永二十年(一六四三)の入滅後まもない頃の作と推測されている。像表面にほどこされた極彩色が美しい。また同資料によりますと、像高75.1cm。重要文化財(明治33年4月7日)です。カラー写真あり。
参考資料: 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.192,
参考資料:
2 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1,
↧