玉蓮院は大津市坂本四丁目にあり、延暦寺の子院の1つです。『大津の文化財』によりますと、概要は「不動明王と矜羯羅(こんがら)・制?迦(せいたか)両童子像の三尊が一具でそろう。三尊ともに動きのある姿態をみせるが、衣のひだの彫法にはやや重みがあり、鎌倉時代も前期にはさかのぼりえないとみられる。着衣には截金(きりかね)と盛上げ彩色によって文様をあらわすが、後者による鳳凰丸文や雲文などの具象文様も、鎌倉時代後期以降に流行するものである。また同資料によりますと、像高は不動明王50.9cm、矜羯羅童子24.5cm、制?迦童子24.8cm。重要文化財(明治33年4月7日指定)です。カラー写真あり。
参考資料: 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.193,
参考資料:
2 仏像レファレンス事典 日外アソシエーツ株式会社∥編 日外アソシエーツ 2009年 R-7180-ニ,
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